日本人は、古代より発酵食品を暮らしに取り入れて命をつないできました。
味噌、醤油、酒、そしてお酢など麹菌がもたらす力は予想を遥かに超えて大きく、そして不思議です。繊細であり大きな可能性を秘める麹菌をさまざまな発酵に役立て、健康の源である食に取り入れてきた先人たちの偉大なる知恵。九州素材に発酵の力を注ぎ込んで作った「三黒の美酢」は、花菜の想いの集大成です。
その一粒に、健やかな明日への願いが込められています。

「三黒の美酢」に使われている「黒酢もろみ」は、日本一の照葉樹林と有機農業先進の町で知られる宮崎県綾町の大山食品で作られています。
大山食品の黒酢は、化学合成農薬不使用の玄米や名水百選にも選ばれている綾川の伏流水を原料に、黒麹で発酵させて自然まかせでつくる伝統的な甕仕込みです。一年以上寝かせようやく完成する黒酢の製造途中でできる「黒酢もろみ」はアミノ酸量が一般の米酢の約122倍！しかし、取れる量は黒酢仕込み量の10％未満とほんのわずかです。

栽培がとても難しいといわれる「にんにく」を乾燥させた後、発酵すること40日、ようやく「黒にんにく」が完成します。エムファームランドの籾木さんは、その黒にんにくで液肥を作りにんにくを育てる、独自の循環型農業に取り組まれています。化学合成農薬を一切使わず、手作業で手間ひまかけて大切に育てられている「黒にんにく」はポリフェノールが生にんにくに比べて約30倍！身体の中では生成することができないため外から摂る必要がある必須アミノ酸も増加しています。

薩摩地方の家庭で、古くから作られてきた「卵黄油」を「三黒の美酢」に用いました。花菜の卵黄油は自然農法の野菜や鹿児島の冠岳から湧き出る地下水を食料に育てられた地鶏の有精卵を使用しています。ストレスをかけないよう飼育環境に気を配り、放し飼いでのびのびと育てられています。そんな鶏から産まれる有精卵はそのまま食べても絶品。この卵の黄身だけを手作業で丹念に５時間煮詰めてできる「黒卵黄油」は30個でたった４ccしか取れない希少品です。古くからパーフェクトフードとして用いられてきた卵黄油が活力のある毎日をサポートします。